昭和な風景
世田谷にあるうちの近所の北沢緑道は、桜並木で有名なのだが
そこには再生水を流している人口の小川「せせらぎの道」がある。
人口の川と言えども、昔そこに本物の小川があったころの風景を見事に再現していて
お天気のいい日にぷらぷら歩くのは本当に気持ちいい。
誰がこの人口の川に放流したのか、
川にはザリガニや亀、小魚に金魚や鯉までいて、観察してると面白い。
最近はザリガニ釣りにハマっている親子が多く
紐の先にスルメなど結んで釣る昔ながらの方法なのだが、
見てて可笑しいのは週末の親子連れで、父親のほうが子供より真剣だ。
スルメを挟んだザリガニを釣り上げて「やった~~~!!」
と興奮しているのはたいてい父親で、川辺に置いたバケツの横で、
「おとうさ~~ん、もう帰ろうよ~~」
とすっかり飽きてしまってる子供。
そんな風景をモノクロ写真にしてみると、誠に昭和な風景なのでした。