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いい人をやめると楽になる

  • yokojk
  • 2009年9月2日
  • 読了時間: 2分

先日本屋のベストセラーコーナーで、

曽野綾子の「いい人をやめると楽になる」というタイトルの本を、

何気に手に取って立ち読んでみたら面白そうで、

買って読んでみたら本当に面白かった。

曽野綾子という、人に全然媚びない生き方をしてる作家の、

小説や随筆の抜粋文を集めたものだが、

すごく共感できる内容だった。

私はいつもニコニコしていてあまり怒らないので、

いい人に見られる事が多い。

確かに人より怒りの沸点が低いので、

ヨソ様より怒る頻度が少ないのは事実だが、

怒ったり妬んだり、人と比べて優越感に浸ったり、

当たり前に私の中にも黒々とした感情はあるのだが。

鋭い言葉の一矢で心の急所を攻撃して、

相手を深く傷つけるのも案外得意なのである。

いい人に見られて困るのは、

毒舌をはいたり人の悪口を言ったりすると、

ドン引きされる時があることだ。

人は性格の悪い人がチラリと見せる優しさには感動したりするが、

いい人と思ってる人の性格の悪い面を見ると失望するもんだから、

私としてはやりにくい。

イギリス人の旦那と結婚するまでは、

日本人の多勢と同じく、「いい人」でいなければいけない...と思ってたが、

結婚して目からウロコだったのが、

イギリス人達は、怒り、妬み、嫉妬や人の悪口や愚痴などを、

周囲にまき散らして平気でいたりする。

悪口や怒りをぶつけられた方も、過剰に傷ついたりはしない。

そのようなマイナス感情は、ナチュラルな人間性のひとつとして、

全然否定しないのだ。

これは本当に素晴らしい考え方と思う。正直でないか。

相手を思いやって優しい態度で接しようとする

我々日本人の品性も素晴らしくて好きだが、

なにも無理することはない。

だから私は毒を吐く人間は案外好きなのである。

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エッセイ
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